父の日の由来

みなさんは父の日の由来をご存知でしょうか。

指をさす女性

父の日の由来はアメリカのジョン・ブルース・ドット婦人の提唱によるものと 言われています。 彼女の父親は妻に先立たれ、ドット婦人ら6人の兄弟を男手一つで育てました。 それを見て育ったドット婦人は、 「母の日があるのだから父の日も必要なのでは。」 と父の深い愛情と絶え間ない努力に感謝するため、 父の日の制定を提唱したのです。 このことがきっかけとなり父親に感謝する行事が次第に広まり、 1916年にはアメリカ全土で父の日の行事が行われるようになりました。 1934年には父の日委員会が結成され、母の日にならって6月の 第3日曜日が父の日に制定されました。 父の日がアメリカ国民の祝日となったのは1972年になってからです。 日本における父の日は1950年頃から広まり始め、一般的な行事となったのは 1980年代で、アメリカ同様に6月の第3日曜日に行われています。 デパートなどが父の日のギフトセールを行うようになり、このことが父の日を 普及させるきっかけとなったとも言われています。 また日本では日本ファーザーズ・デイ委員会という団体が、 「父の日黄色いリボンキャンペーン」というのを開催しています。 幸福や希望の象徴である黄色を父の日のイメージカラーとし、その年話題 になった父親に「ベスト・ファーザーイエローリボン賞」を贈っています。 このイエローリボン賞は1982年より続いており、選考基準は 明るく楽しい家庭づくりをしている父親、父親学の実践者、 厳格なしつけをしている父親、子供たちの良き理解者、良き教育者、 お母さんと子供から見た素敵なお父さん、社会の福祉に貢献し素敵な 父親像をアピールしている人、ユニークな子育てをしている父親、 となっており、毎年6月に発表が行われます。